豆知識・雑学

家電選びにも役立つ消費電力について。電気代の計算方法も!

わたしたちの身の回りには様々な家電があります。
キッチン家電で言えば、電子レンジ、冷蔵庫、炊飯器、ポットetc…

そんな家電は読んで字の如く、電気の力で動いているのは誰でも知っていますね。
では、その家電がどれだけの電力を消費して、実際にどれだけの電気代を発生させているか、という事はご存知ですか?

今回は、家電の消費電力と電気代のお話です。
なかなか気にする機会がないところでもありますが、知っているとこれからの家電選びにきっと役立つ事かと思います。

わかりやすい電気代の計算方法も紹介しますので、ぜひご覧ください。

家電の【消費電力】について

電気代を知るために、まずは家電の消費電力について説明させていただきます。
消費電力とはその名の通り、【その製品が消費する電力量】を表しているものです。

多くの家電では、スペック欄に消費電力が記載されています。

とあるドライヤーの製品スペック欄

上記画像では、消費電力:1200W/約600Wとなっています。
ドライヤーのほとんどに、強風・弱風といった2種類の運転方法がありますので、強風運転時には1200W、弱風運転時には約600Wの電力を消費している。という意味になります。

他にも商品を見ていくと【定格消費電力】や【年間消費電力】といった単語を見かけます。
これも同じくその製品が消費する電力量なのですが、そこに少し補足的なものが入ります。

まずは定格消費電力
これは家電の機能を最大限に使用した場合に消費する電力量を表しています。

どうしてこんなややこしい書き方をするのかというと、細かな設定が出来る家電は全ての状況においての消費電力を表せないからです。
例えば、テレビなんかでいうと画面明るさ一つ変えるだけで消費電力は変わってきます。

そういった製品はこの定格消費電力で消費電力が表されるのです。

次に年間消費電力
こちらは家電を1年間使用し続けた際に消費する電力量を表しています。

例えば、扉の開閉等により測定が難しい冷蔵庫や待機中と使用中で消費電力が違う家電などには、1年間に使用する電力量の目安としてこの年間消費電力が記載されています。

実際に使用される状況に近くなるように、定められた基準をもとに計算されているようです。

家電に表示されている消費電力の種類はこの3つとなっており、電気代の計算にはまずこれらを把握していなければなりません。

製品本体や取り扱い説明書に記載があると思いますので、確認してみて下さい。

次は、電気代の計算方法についてです。

消費電力からみる電気代の計算方法

電気代は【使用した電気の量】×【量当たりの単価】で求められます。
量当たりの単価というとちょっと聞き慣れない方も多いかと思います。

これは、1時間当たりの1kW(キロワット)に対する基本料金であり、契約する電力会社によって変わってきます。
電気代のご利用明細にもこの電力量単価は記載されていませんので、契約する電力会社に確認しなければなりません。

そして次に使用した電気の量について。
これは所謂消費電力なのですが、電力量単価が1時間当たりの単価となっているのでこちらに単位を合わさなければなりません。

さらに、消費電力の表示が【W】となっている場合は、こちらも【kW】に合わせる必要があります。

例えば、上記画像でいくと消費電力は1200W/600Wとなっていますね。
わかりやすいように1200Wの方で計算していきます。

まずは1200Wを1時間使った場合の電力量に変換。
1200W(消費電力)×1時間(h)=1200Wh(1時間当たりの消費電力量)

次に、上記1時間当たりの消費電力量をkWに変換。

1200Wh÷1000=1.2kWh(キロワットアワー)

こちらの1.2kWhに電力量単価を掛けたものが電気代です。
例として、電力量単価26.25円で計算します。

1.2kWh×26.25円=31.5円

これが消費電力1200Wのドライヤーを1時間使用し続けた際に発生する電気代となります。

ドライヤーを1時間使いっぱなしというのも中々ないと思いますので、仮に15分ほど使用したとしたらこうなります。

1.2kWh×0.25h(15分)×26.25円=7.875円

少し複雑になってしまいましたので、まとめてしまいましょう。

  • 消費電力がW表示されている場合
    W÷1000×1日あたりの使用時間(h)×電力量単価=電気代
  • 消費電力がkW表示されている場合
    kW×1日当たりの使用時間(h)×電力量単価=電気代
  • 消費電力がWhで表示されている場合
    Wh÷1000×1日当たりの使用時間×電力量単価=電気代

こちらの計算方法で、家電の消費電力による電気代の計算を行うことが出来ます。

定格消費電力表示の場合は、細かな消費電力の把握が難しいので正確な電気代が計算できないかもしれません。

年間消費電力表示は、そのまま計算してしまうと電気代は年間のものとなってしまします。
ですので、消費電力÷12ヶ月で一月当たりの消費電力に変換すると、よりわかりやすいかもしれないですね。

興味のある方は一度計算してみてください。

あの家電が思ったより電気代を発生させていた。なんて事に気づけるかもしれません。

最後に

いかがでしたか?
今回は、家電の消費電力による電気代のお話をさせていただきました。

この他にも、契約による基本使用料金などがプラスされ実際の電気代として請求されてきます。
また電力量単価は契約する電力会社に確認しなければわかりませんが、段階料金制度というものもあります。

これは使用した電気の量によって、段階的に電力量単価が上がっていくというものです。
使えば使うほど単価自体が上がっていきますので、節約の為にはやはり節電をするに越したことはありません。

さらに本格的な節約を考えている方であれば、ライフスタイルや大型家電設置などにより環境が変化した際に、契約プラン自体の見直しをオススメします。

今後の家電製品選びでは、今回の”消費電力”を意識すればまた違った選び方が出来るかもしれません。

みなさまのご参考になれば幸いです。