美容や健康の為に、ご家庭に定着しつつあるジューサーやミキサー。
野菜や果物を使い、無添加の美味しいジュースが作れるという事で大人気です。
その中でも、テレビや雑誌等で紹介され話題となっているのが【スロージューサー】です。
ここでは、スロージューサーがなぜ人気なのか、スロージューサーのおすすめポイントと併せてご紹介したいと思います。
スロージューサーとは?
別名【低速ジューサー】とも呼ばれているスロージューサーですが、一体どのような調理家電なのでしょうか?
そもそもジューサーと言う家電は、現在高速回転タイプ・低速回転タイプの2種類に分けられ、低速回転タイプに該当するのがスロージューサーです。
高速回転タイプのジューサーは、刃が1分間あたり1万回転前後の超高速回転で食材を削り出し、繊維質と水分に分離させる事でジュースを作り出しています。
一方の低速回転タイプであるスローシューサーは、スクリューが1分間に40回転前後とかなりゆっくりです。
ゆっくりな回転にする事により、回転時に発生する摩擦熱の発生を抑える事が出来ます。
野菜や果物に含まれるビタミンや酵素といった栄養素は熱に弱いので、スロージューサーはそれらの破壊を最小限に抑えてくれるのです。
栄養価の高い自家製ジュースが楽しめる、それがスロージューサーという訳ですね。
スロージューサーのメリット
前項でお伝えした「栄養価の高いジュースが作れる」というのも大きなメリットですが、他にもいくつかスロージューサーならではの魅力があります。
スロージューサーは比較的”空気”の混入を抑えて搾り取るので、酸化しにくいです。
酸化してしまうと鮮度が失われ、素材本来が持っている”甘み”や”旨み”が減少してしまいます。
こういった減退が少ないのも、スロージューサーの魅力の一つです。
もう一つ、スロージューサーで作るジュースは比較的サラッとしていて飲みやすいといった特徴があります。
これはジュースを作る過程で搾りカスがしっかりと分離される為ですね。
スロージューサーのレビューを見てみると、『野菜嫌いの子供でもすんなりと飲めた』といったものもちょくちょく見かけます。
どうしてもお子様は野菜嫌いになりがちですから、こういった飲みやすさというのもメリットであり人気の一つです。
他にも、刃を使わない製品が多いので取り外しやお手入れも安全ですし、高速回転タイプだと上部に浮いてしまうような葉野菜なんかでもジュースに出来ます。
回転がゆっくりなだけあって、比較的静穏設計なのも地味に嬉しいポイントですね。
忙しい主婦の早朝、家族の寝ている時間でも気にせず使用する事が出来ます。
これらは全て高速回転タイプでは得られないメリットとなっており、スロージューサーのおすすめポイントでもあります。
しかし、逆に低速回転ならではのデメリットもあるので、そちらも見ていきましょう。
スロージューサーのデメリット
1分間に1万回転前後の高速回転である高速ジューサーに比べ、1分間に40回転前後が一般的なスロージューサーではジュース完成までの時間が遅いです。
回転数や仕組みが機種によって細かく違うので一概にどれくらいとは言えませんが、高速ジューサーが1分前後で調理できるとすれば、スロージューサーは約5分ほどの時間を要します。
もちろん性能によってはその差は縮まりますが、高速ジューサーに比べてスロージューサーは調理時間が掛かるというのが一般的な認識です。
もう一点、搾りカスを取り除いていますので食物繊維も同時に取り除かれてしまいます。
便秘解消目的など食物繊維を多く摂取したい方であれば、スロージューサーより高速ジューサーを選んだ方が無難でしょう。
他にも、機種によりますがスロージューサーの場合は洗う部品が多いのでお手入れが少し面倒です。
出来上がりのボリュームとしても、ドロっとした食感に仕上がる高速ジューサーの方が優れていますね。
これはスロージューサーのデメリットと言えるかは微妙ですが、一応記載しておきます。
最後に
ジューサーと言うと一般的には【スロージューサー】を指している事が多く、世間の関心度の高さがスロージューサーの方にあるという事が伺えます。
高速ジューサーというと、今はジューサーミキサーやジューサーブレンダーと呼ばれる事が多いです。
ミキサーやブレンダーと言えば、その違いもみなさん想像しやすいのではないでしょうか?
時間的な制約が無く、栄養たっぷりの自家製ジュースがいただきたいのであれば間違いなくスロージューサーがおすすめです。
この点においては、現在の高速ジューサーでは絶対に覆す事が出来ません。
特に猛暑日の続く夏は、おいしいジュースが恋しくなる季節でもあります。
この夏は、栄養たっぷりの自家製ジュースで健康的に涼しくなってみてはいかがでしょう?