ブルーライトが人体に影響があるとして、ブルーライトカットメガネなどが沢山販売されています。
でも、ブルーライトが人体にどんな影響を与えているか知っていますか?
そこで今回はブルーライトの人体に与える影響や、そもそもブルーライトってどんなものなのか、そしてその対策について分かりやすく解説したいと思います。
ブルーライトってなに?
ブルーライトとはその名の通り青い光の事です。
人の見ることのできる光の中でも強いエネルギーを持っており、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。
パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイやLEDライトには、このブルーライトが多く含まれているのです。
現代はスマートフォンや、省エネのためにLEDディスプレイなどが普及したことにより、ブルーライトを浴びてしまう事が増えてきて、決して無視できない存在となっています。
ブルーライトが与える影響
眼精疲労はもちろん、ドライアイや自律神経の乱れ、ひどい場合はうつなどの症状も出ます。
スマートフォンを見続けて起こりやすいのはドライアイです。
人間は1分間で無意識のうちに15~20回まばたきをすると言われていますが、ゲームや動画などに夢中の時は5回程度に減ってしまうそうです。
なのでゲームなどをやる時は意識してでも瞬きを行うことでドライアイを防ぐことが出来ます。
眼精疲労となると目の傷みやかすみ、放置すると肩こりや全身のだるさなど体にも影響が出てくるようになります。
さらに、睡眠の質にも影響してきます。
寝る前などにスマホやパソコンを使っていませんか?
夜のスマホやパソコンのブルーライトは眠気を誘うメラトニンと呼ばれるホルモンを抑制してしまい体内時計が狂ってしまします。
ブルーライトなどの光刺激は、リラックスする神経である副交感神経の働きを弱めてしまいます。
なので結果的に寝る時もリラックス出来ず睡眠の質が悪くなり、睡眠障害や不眠へと繋がってしまうのです。
ブルーライトとうまく付き合う方法
スマホやタブレット、液晶テレビなど、ブルーライトで溢れている世の中ですのでブルーライトを浴びずに生活するのは不可能です。
なので上手く付き合ってきましょう。
ブルーライトを浴びる時間帯をコントロールすることで体への影響を最小限に抑えることが出来ます。
- 睡眠2~3時間前はパソコンやスマホを見ないようにする
リラックスした睡眠を取る為に寝る前は見ないようにしましょう。
結構寝てるはずなのに全然疲れが取れないという方は、良い睡眠が取れていない可能性が高いです。
この方法を実践するだけで体内時計が調整され、リラックスして眠りにつけるようになります。
緊張状態からリラックス状態へ、意識して移行することがとても大切です。
- 深夜の照明は白熱灯などを使う
これも上記と同じ理由で、照明もLED照明だとブルーライトが発生してしまいます。
なるべく白熱灯や蛍光灯を利用するか、ブルーライトを抑える機能が付いているLED照明にしましょう。
- パソコンやスマホを使う時はメガネをする
パソコンやスマホを使う時はブルーライト対策眼鏡を付けるようにしましょう。
目に与える影響を半分以下にまで減らすことが出来ます。
ブルーライトは悪いことばかりじゃない
起きる時に素早く眠気を取る場合はブルーライトを浴びるのが効果的なのです。
太陽の光を浴びると快適に起きることが出来ると聞いたことがありませんか?
それは紫外線が眠気を誘うホルモンであるメラトニンを減少させてくれるからです。
ブルーライトにも同じ効果があるので効果的と言えます。
さらに、浴びていると眠くなりにくく集中力が増すという研究結果も報告されているので、浴びる時間帯を間違えなければ有効に活用できるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日常生活では既に避けては通れないブルーライト。
しかし上手く付き合っていくことで、体への影響を最小限に抑えむしろ有効活用できる場面もあるということがお分かりいただけたかと思います。
現代社会で健康に過ごすため、メリット・デメリットをしっかり把握したうえでブルーライトと上手く付き合っていくことが大切です。