秋の魚と聞いて誰もが思いつく魚。それはやはりサンマだと思います。
漢字で書くと秋刀魚と書くだけあって、9月~10月までの1か月が1番脂がのって美味しい時期なのです!
スーパーや鮮魚店にも、この時期光り輝くほどのサンマが店頭に並びますね。
秋に美味しいサンマですが、栄養ってどのくらいあるのか知っていますか?
まずは秋に美味しいサンマの栄養について話していきたいと思います!
青魚が嫌いなお子様も、この栄養を知れば食べてくれるようになるかも!?
それくらい秋のサンマには栄養が豊富なんですよ!
サンマの栄養と言えば!

サンマの栄養と言えば【DHA・EPA】の2種類がまず挙がって来ます。
まずは良く耳にするこの2種類の栄養から説明していきますね。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
DHAは魚の油に多く含まれる脂肪酸の一種です。
必須脂肪酸のひとつで生活習慣病を予防すると考えられています。
DHAの主な効果は以下の通りです。
- コレステロール・中性脂肪の低下
- 学習能力の向上
- その他の機能
です。
1つずつ見て行きましょう!
- コレステロール・中性脂肪の低下
この二つに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
健康診断なんかでも、お肉を減らすよう言われることもしばしば・・・。
そんな方は、この季節だけでもお肉の代わりにサンマはいかがですか?
DHAを摂る事で善玉コレステロールを増価させ、悪玉コレステロールを抑制してくれる効果があります。
コレステロール・中性脂肪共に肝臓から作り出されていますが、DHAを摂るとコレステロールと中性脂肪の放出量を減らすことが出来ます。
それによりコレステロール・中性脂肪の低下に期待が持てるのです!
- 学習能力の向上
サンマが一世風靡した理由の1つでもあります。
日本の子供が頭が良いのはこのDHAを豊富に摂っているからと言われるほどでした。
脳には血液脳関門という部分があり、そこは脳にとって本当に重要な栄養素しか通らない器官です。
しかし、DHAはここを通り抜けることが出来るんですね!
DHAは脳の海馬に多く含まれており、頭の良い・悪いは海馬で決まるとも言われています。
DHAを摂る事で、海馬へ栄養が行き渡りやすくなり、結果学習能力を向上させることにつながる訳です。
- その他の作用
この二つの他にも
動脈硬化の予防・高血圧予防・抗うつ作用・アルツハイマーの発症抑制・認知症の予防、改善など様々な効果が期待出来るのです。
EPA(エイコサペンタエン酸)
DHAが注目されすぎてコチラの方が知名度は低いですが、成人になると摂った方が良いのはEPAの方です。
EPAは1960年代に発見されて以来、血液性状を健康に保つことから世界中で研究されてきました。
EPAは体質を改善し、からだの内側から様々な作用をもたらしてくれます。
血液性状を健康に保つことで、以下のような効果があります。
- 動脈硬化の予防
- スポーツでは疲れ知らずの体に!
1つずつ見て行きましょう。
- 動脈硬化の予防
EPAの大きな働きの一つに血管をキレイにする働きが挙げられます。
肉中心の食生活になり日本人のEPA不足は深刻化、年々動脈硬化で死に至るケースも多くなっていますね。
そんな中EPAを摂取する事で、血液の流れをスムーズにしてくれるのです。
コレステロールや中性脂肪の低下、血圧の低下、血栓の予防、などから血液の流れを良くしてくれます。
EPAの作用は主に血液の流れを良くする事です。
しかしその事により、病気だけでなくスポーツにも影響が出てくるのです。
- スポーツとEPAの関係
持久力をアップし、最後まで力を出し切る為には血液がスムーズに流れている事がとても重要です。
スムーズに行き渡っていないと、体が酸欠を起こしてしまう為です。
サラサラ血液にするにはEPAの摂取がとても有効!
サラサラになるとどんな影響があるのでしょうか?
- EPA摂取で疲れ知らずの体に!
EPAを摂取する事で、体の抹消まで酸素が行き渡ります。
その効果により
運動時の酸素摂取量が低下し、運動効率が改善されたり、心臓の負担が小さくなり安全にスポーツが行える体になります。
更に筋肉痛の痛みや関節の痛みを大きく軽減する効果もありますので、スポーツには最適な栄養なのです!
サンマのその他の栄養
DHA・EPAの解説が少し長くなってしまいましたが、サンマには他にも沢山の栄養が含まれています。
サンマ1尾だけでもこれだけの栄養素が含まれています!
鉄分やミネラルも豊富ですし、ビタミンも多くの種類が入っています。
ビタミンAは美容にも良いとされていますが、サンマには内臓に多く含まれています。
内臓は苦みが強く、身が付いている所と比べると味も良くないので、敬遠されがちです。
しかし、なるべく新鮮なものを選び、しっかり火を通すと苦みも抑えられます。
次は新鮮なサンマの選び方をみていきましょう!
失敗しないサンマの選び方!
秋のサンマと言えど適当に選んでいると身がぱさぱさの物があったり、脂があまり乗っていなかったりする事もあります。
サンマ選びのポイントを把握し、新鮮な物を選べるようになりましょう!
肉付きの良い太いサンマ
頭から背中にかけて盛り上がっており、厚みのあるサンマが脂がのって美味しいサンマです。
丸々と太ったサンマを選びましょう!
新鮮な目
これは良く聞く方法では無いでしょうか。
黒目の周りに濁りが無いか、透明で澄んだ目をしているかをチェックしましょう。
お腹が固いサンマ
サンマは内臓から悪くなっていきます。
これも苦みが出る原因なのです。
なるべくお腹の固いサンマを選ぶ事により、新鮮で内臓も苦みの少ないサンマを選べるかと思います。
一直線でキレイなサンマ
尻尾を持った時、キレイにまっすぐぶら下がるか試してみましょう。
新鮮でないものは途中で実が曲がっていたりします。
是非こちらも確認してみたください。
下あごの先端を見る
新鮮なさんまは下あごが黄色くなっています。
さんまは鮮度が落ちてくるにつれて、下あごが黄色から茶色に変化していきます。
割と見分けやすいポイントでもあるので、是非見てみて下さい。
スーパーなどに行くと、手が汚れる事を嫌いちゃんと選ばない人が多い気がします。
でも、折角食べるなら美味しい方が良いですよね!
是非1度しっかり選んだものを食べて見て頂きたいですね!
栄養はあるけど食べすぎ注意!

サンマは確かに栄養が豊富です。
しかしサンマは他の魚に比べて脂質も多いので、太りやすいというデメリットもあります。
1日1尾なら問題ありませんが、毎食サンマ!だとちょっとヤバいと思います。
特にこの季節のサンマは脂が乗っているので、食べすぎ注意ですね!
最後に
今回は秋の味覚の代表格【サンマ】について解説していきました。
栄養豊富でこの季節はとっても美味しいですが、あまりにも沢山食べると太っちゃうかもしれないので注意ですよ!
けどサンマの美味しい季節は9月~10月と1か月間しかありません。
ちょっと食べすぎでも、お肉ばかり食べるよりは全然良いので、今年も沢山サンマを食べましょう!
ついでに新鮮なサンマの選び方も覚えられると嬉しいですね!
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